よくある質問

構造編
  • ボディは何の素材で出来てるの?

    ボートのようにFRPを一体成形したものがひとつ。また、内装材、断熱材、芯材を張り合わせて、その表面にアルミやFRPを利用したパネルで出来ているものがあります。現在、バンテックではFRPが主流です。

  • FRPボディーとパネル構造のボディーはどっちが良いの?

    バンテックを例に上げて説明します。
     

    (1) 複合パネルボディ(パネル構造)→採用車 Leo(レオ)

    <利点>

    • 型代が一体型に比べて安価である。
    • パネルの寸法変更が簡単で、色々なサイズにボディーを変更できる。
    • 面部分の剛性に優れていて、ボディー剛性は厚みにより対応できる。
    • 平面部分の平滑性に優れている。(単板構造の様に波打たない)
    • 生産時点での加工性に優れていて量産・保管がやりやすい。
    • 製造原価が一体型より安く、価格を下げることが出来る。
    • 断熱がやりやすく、高性能な断熱牲を簡単に持たすことが出来る。
    • 同じボディーサイズなら室内を広く取りやすい。

    <欠点>

    • パネル同士の接合部分強度保持が難しい。パネルの強度が上げれば上がるほどジョイント部分にストレスが掛る。
    • 永く使うとジョイント部分から雨漏れがしやすい。(定期的なメンテナンスが必要)
    • 面部分の剛性に優れていて、ボディー剛性は厚みにより対応できる。
    • 事故の時、内部フレームが曲がると、パネル全体の交換しか補修の方法が無い。
    • アルミのフレームが一般的だが、使いすぎると断熱性が極端に落ちる。
    • フレーム部分が結露しやすい。

     

    (2) 単板構造ボディ(FRP)→採用車 ZIL、Vaga、JB470、JB490

    <利点>

    • デザインの自由性がある。
    • 弾性に優れていて、事故時の衝撃を全体で受けるため、乗員の損傷が少ない。
      弾性に優れていて、事故時の衝撃を全体で受けるため、乗員の損傷が少ない。
      (弊社は既に2000台以上単板構造のボディで発売しています。事故事例のデータを積極的に集めていますが、大型車に追突を受けての横転事故など、かなり重大な事故の場合でもボディのダメージが殆ど無く、事故に強い実績を持っています。ボディ強度は我々の予想を遥に超えるほど強いものです。これは船舶でも既に多くの事例で実証されています)
    • 事故の損傷は、大半が部分的な切り張り作業で修理が出来る。

    <欠点>

    • ボディー剛性を強くするのが難しく、家具に軋み音が出やすい。(強度とは関係ありません。例えば、航空機や高層ビルは「柔構造」と言って、たわみやすく、ストレスが一ケ所に溜まることを避けた構造になっています。)
    • 型代が高価であり、開発費が高く付く。結果、販売価格が高くなる傾向がある。
    • 型を製作後、変更が難しく、お客様の要望を受け入れる事が難しい。ボディデザインに問題点が有っても改良が難しい。
    • 平面部の平滑牲を出すのが難しい。
    • 断熱性を高めるためには多くの作業工程が必要になる。
  • キャンピングカーの電源装置名称とその定義とは?

    キャンピングカーの設備・装置等の呼称・定義(2000.6.6日本RV協会より通達)
     

    外部電源装置

    車体に取り付けられた電源取り入れ口から取り込んだ外部電源(日本においてはAC100V)をキャンピングカーの電気設備を作動させるために適した電源(DC12VまたはDC24V)に変換する装置。

    オートチャージャー

    外部電源を接続することによって、サブバッテリーを自動充電し過充電を防止する機能を有する装置。
    (例:バンテック全車に採用している「すぐれ者充電器」。すぐれ者充電器はさらに2段階充電(1次電圧14.2V、2次電圧13.8V)を行うことにより、バッテリーに優しく完璧なフル充電を行うことが出来る)

    チャージャー

    外部の電源と接続することによって、サブバッテリーを充電することが出来る装置。

    AC/DCコンバーター

    外部の交流電源を直流に変換する装置。
     

    サブバッテリー走行充電装置

    主としてキャンピングカーのメインバッテリーとサブバッテリーを並列に接続し走行中に充電をするもの。

    リレー式

    リレーを利用して、メインバッテリーとサブバッテリーを並列に接続し走行中に充電をするもの。
    イグニッション連動タイプと手動タイプと電圧関知タイプがある。
    (例:バンテック全車に採用しているこの方式(リレー式・イグニッション連動タイプ)は、電圧降下が少なく、比較的走行距離が少ない方でも効率よくサブバッテリーを充電することが出来る)

    アイソレーター式

    オルタネーターからのメインバッテリーの充電電流を、アイソレーターを使用して分配しサブバッテリーを充電するもの。

    手動式

    手動スイッチを利用して、メインバッテリーとサブバッテリーを並列に接続し走行中に充電をするもの。

    自動制御式

    充電の開始・停止・電流などを自動的に制御する機能を有するもの。

  • サブバッテリーの保護は、どういう形で保護してるの?

    多くの場合は使い過ぎを防止するために電圧に応じて電気の供給をストップする装置と、充電器には充電のし過ぎを抑制する装置がついており、バッテリーを保護しています。